2/2(火)明日から『盲導犬』WSだ!

2021年2月 2日 Posted in 中野note
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↑2004年初夏 唐十郎ゼミナール公演 開演前!@駒場小空間

毎週水曜日の夜に行っている唐ゼミ☆ワークショップ。
年末〜1月までの2ヶ月間は、唐さんの劇作にとって『盲導犬』の
第二弾といえる『唐版 滝の白糸』に取り組んできましたが、
明日から先祖返りして『盲導犬』の世界に入ります。

『盲導犬』は、やはり蜷川(幸雄)さんや
アートシアター新宿文化という空間を強烈に意識した作品であり、
今は論客として知られる田原総一朗さんが監督した映画
『あらかじめ失われた恋人たちよ』に多くのヒントを得ています。

そういった背景の導入から入って、
「女性」や「犬」がという存在、不思議さについて
考え、感じていくワークショップにしたい。

これを書きながら思い出しましたが、
唐さんが教授だった2002年の春にゼミナールの課題として
私がこの『盲導犬』を希望したのは、
その一年前、2003年に『少女都市からの呼び声』を
新宿三丁目のパンプルムスという小劇場で上演したことと
関係がありました。

開演前に唐さんと喫茶店でアイスコーヒーを飲みながら、
約30年前、この街で同じように、
唐さんや蜷川さんや石橋蓮司さんが映画館の了りを待って
アートシアターに乗り込み、初演した『盲導犬』。

その世界はどんなだっただろう。そう思ったのです。
『盲導犬』と向き合うのは自分も15年振りなので、
新たに研究し直しながら、皆さんと一緒に出会っていきたいと思います。

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