2/6(木)唐さんの好きな小説
2025年2月 6日 Posted in 中野note
↑光文社の新訳も読みましたが、やっぱり岩波が馴染みます
久々に『脂肪の塊』を読みました。
ギ・ド・モーパッサンの記念すべきデビュー作です。
『外套』でした。次に『脂肪の塊』。他にもドストエフスキーの
『地下生活者の手記』『白痴』なども勧められました。
最近、本棚を整理して、「ここは唐十郎オススメ書籍」という
コーナーもつくっています。『ガラスの動物園』『ナジャ』なんかが
ここに入ります。そして、『外套』や『脂肪の塊』も。
唐さんは、誰かがひっそりとしくしく泣いているような小説が
好きなのだと思います。その流れで私小説も好みです。
嘉村礒多や葛西善蔵など、とるに足らないことをクヨクヨと
考え続ける主人号たちがウヨウヨしています。
「自意識こそ宝物だ」とよく言われます。
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