2/7(金)未読のチャンドラー

2025年2月 7日 Posted in 中野note
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ひとつ新たな台本に向き合うと、
いままで等閑にしてきたさまざまな事実や本に向き合うことになります。
それは、とてもおもしろい作業です。

『ジャガーの眼』を読んでいると、
唐さんが影響された寺山さんの『臓器交換序説』
→寺山さんが影響されたサンリオSF文庫の『新しいSF』より

という具合に発想の源泉を辿っていきます。

一方で、主人公「田口」は、
「元アジア探偵社のフィリップ・マーロウ」とあだ名されています。
ところが私は、レイモンド・チャンドラーを読んだことがありません。

これから、『大いなる眠り』『長いお別れ』に取り組むことになります。
有名なせりふ、
「強くなければ生きられない。優しくなければ生きていく資格がない」
を、唐さんは『電子城("Ⅰ"の方)』で大久保鷹さんに言わせています。

私はあのせりふだけ知っていて、それが収められた『プレイバック』
も読んだことがありません。

そういうわけで、『ジャガーの眼』を読みつつ、チャンドラーに
入門する生活が始まります。唐さんは読まずに、あるいは映画で
観たかもしれないな、とも思います。映像がぐっと身近な時代です。
こういう時に、動画サイトや映像配信の恩恵を感じます。


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