2/13(土)朴淵成の誕生日
2021年2月13日 Posted in 中野note
一番右がヨンソン。現在は40歳のはず。
読み方は、パクヨンソン。
別に有名な人ではなくて、
自分に初めて出来た韓国人の友人です。
ヨンソンとは、2006年に全州大学演劇科のメンバーを
招聘した時に知り合いました。横浜国大に在学していた留学生で、
日本のオタク文化に異様に精通した彼は日本語が堪能で、
優秀なヤツでした。
同じ1981年生まれ。誕生日は1日違い。
自分より1日先輩の彼との共同作業の密度が頂点に達したのは、
先日にご紹介した韓国語版『盲導犬(メンドギョン)』の翻訳作業でした。
全州大学の学生たちと韓国語で唐さんの劇を上演できないかという
企画が持ち上がったのです。
その時、真っ先に思いついたのは『泥人魚』でした。
すでに韓国語版がある唯一の唐作品だったのです。
しかし、これは唐さんのお許しを得られませんでした。
当時の唐さんにとって『泥人魚』は唐組作品の中でも特別な評価を得た
金字塔でしたから、例え学生たちが大学内で発表する公演とはいえ、
他の上演を許すことができなかったのです。
ならば、ということで、私は短期間のうちに『盲導犬』を翻訳しようと考えた。
時間もないし、かなり力技ではありますが、やるしかないと思い定めました。
創作は2008年1月末に始まる予定だったのですが、
この状況に追い込まれたのが2007年12月。
その頃、ヨンソンは全ての卒業単位をすでに取得していたために
ソウルの実家に長期帰省していて、あとは年明けの卒論提出に合わせて
年末に来日することになっていました。
その彼に、この事実を早く伝えなければならない。来日を待っていては、
到底間に合わないと思いました。
そこで、私はヨンソンの実家に電話。
当然、ハングルしか話せないお母さんが電話口に出ましたが、
チョヌン・ナカノアツシ・イムニダ!
ヨンソンズ・イルボネ・フレンド!
の二言を再三に渡って連呼し、つないでもらいました。
・・・・あ、これは長くなりそう。明日に続きます。
ここ10年以上ずっと会っていないヨンソン。
お誕生日おめでとう!!!
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