3/16(水)アイリッシュの夕べ
皆でくつろいで過ごす。どこからともなく演奏と歌が起こる。
自然に合いの手が入る。コンサートには無い滋味がある。
みな凄く達者だ。気分は宮本常一。誘ってくれたアダムさんに感謝。
『唐版 俳優修行』の打ち込みが間もなく終わる。
残すところあと1ページもない。というところで寸止めする
心地よさよ。これが終わったら誤字脱字チェックがてら
もう一度読み込んで、頭を整理するのだ。
学校に行ったところ、敬愛するエリザベス先生は休みだった。
昨日から病気らしい。コロナでなければ良いが。
Albanyへの道すがら、マッシュ&パイの店に寄った。
ミス・ダイアンが、あの店にいくべきだ、
そこでチリ・ヴィネガーをかけるべきだ、と強弁するのだ。
彼女の言うことは必ず聞く。なるほど、紅茶をつけても
£5のランチはリーズナブルだし、店でゆっくりできるのも良い。
食べながら、近くロンドン塔に行こうと決める。
Albanyではセリとロンドンの人件費や物価について話した。
劇場運営に関する予算について訊き、話が派生したのだ。
アツシの好きなパン屋は高い。そう言われた。
で、夜はライブハウス「マッチスティック・パイハウス」へ。
このまえ知り合ったアダムさんに誘われて、フォーク音楽の集い
に参加しのだ。これが実に不思議なイベント。
ロビーに着くと10数人が腰かけているのみ。
アダムさんに喋りかけるとあと10分で始まるという。
実際、8:15pm頃にオーガナイザーの女性が喋って、
男性が歌い始めた。会場はロビーのまま。
これが今夜の趣向なのだそうだ。一人目だけゲストシンガーで、
あとは思い思いに歌うのだとアダムさんに教わった。
信じがたい。しかし、実際に事は起こった。
オーガナイザーが緩やかに仕切ると、
誰かがギターを取り出して歌うのだ。
おじさんたちはみな達者だった。
他にアカペラ男子もいたし、ヴァイオリン弾きの女の子もいた。
二人でハモりながら弾き語る女子は抜群のコンビネーション。
ハモり、即興でギターやリコーダーも加わる。
そこへヴァイオリンまで入ってくる。間が開くと司会の女性が歌うが、
これがまたやたらうまい。アイリッシュが中心の夜。
とりわけ面白かったのが、ずっと酒をチビチビやっているおじさんで、
彼らは歌わない。聴きながら、涙目になっているように見えた。
不思議なことにこのイベント、集まった者は皆知り合いでなく、
最大でも3人連れか4人連れのペアがちらほらあるのみ。
要するに、知り合いでもない人たちが集まって、思い思いに歌う。
楽いそうにはとても若い男の子も寝そべるようにして参加している。
最終的には、大合奏になっていった。重ねて不思議な夜だ。
歌はどれも良かった。郷愁に充ち手いた。
自分はこれがひどく気に入り、次回3/26にも参加することにした。
振られた時のために、一曲くらい仕込んでおく必要がある。
マッチ棒パイハウスの黒板。どうやら定期開催らしい。
他イベントも覗いてみると面白そうだ。セントラルにない魅力がある↓
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