3/17(水)『盲導犬』と『蛇姫様-我が心の奈蛇』

2021年3月17日 Posted in 中野note
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昨日は新宿中央公園に行ってきました。
去年の『唐版 風の又三郎』を終えてから何度か訪れていますが、
当時から行われていた工事があらかた完了し、
かつての、夜になれば少し怖いような公園がますます居心地の良い
空間に生まれ変わっていました。

白糸の滝の裏の池に、カメも帰ってきていた。
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そして昨日の夕方からは、Handi Laboで『芝居の大学』。
今年度の最終回に、唐ゼミ☆の大家さんである坂田裕貴さんに、
講座のテーマ「移動型公共劇場」の実現に向けて
かなり開放感のあるアイディアを授けられました。

ずっと一緒にいるけれど、改めてHandi House Project はカッコいい。
ミッションに対して労を惜しまず、手仕事の愉しさを知り尽くしている点に、
ホンモノを感じます。それは、唐ゼミ☆が目指すところでもあります。
坂田さんのグルーブ感はサイコーで、歳下の、尊敬する友人です。
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そして目下、今晩の唐ゼミ☆ワークショップ『盲導犬』と
週末に控えたオンライン講座「唐戯曲を読む!」に向けて
『蛇姫様-我が心の奈蛇』の準備中。

『盲導犬』は2月から10数人でコツコツと進め、
いよいよ最も重要なシーンに突き進もうとしています。
人間の女性に犬の胴輪をはめるという、かなり露骨な場面ですが
それだからこそ、この芝居を通じて唐さんが言いたいことを結晶させた
重要な場面です。私自身も台本の流れに乗っていけば、必ず面白くなる。

一方、『蛇姫様-我が心の奈蛇』は大変です。
上演3時間超の芝居を、実質1時間で語り切ろうという野心的講座。
参加の皆さんに実際に読んでもらいながら、
まるで実際に上演したかのような1時間にしたいので、
当たるシーンを極限まで切り詰める作業をしています。

しかし、この劇は副次的に面白い場面の誘惑がすごい。
こっちのシーンも読めよ、と様々なせりふやト書きが誘ってきますが、
断固としてこれを退ける!
自分も、ついつい余談やエピソードトークにかまけてしまわぬよう、
厳に戒めたいと思います。
久々に読み、資料にも当たっていると、
今だったこうやるのに!という想いとアイディアが溢れてきます。
愉しくも困難な準備です。

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