3/24(木)Lewishamを歩く② Lewisham〜Catford〜Bellingham

2022年3月24日 Posted in 2022イギリス戦記 Posted in 中野note

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↑初めて、Lewishamより南に行く。あのトンガリつくるのは大変そう。


今日もよく歩いた。


早朝にBanKARTの池田修さんの訃報が届いて混乱する。

年末に会ったのが最後だった。KAIKOがオープンしたばかりなのに・・。


池田さんは常にいろんな企画を進行させていたけれど、

年に一度ほどご自身の好みを全開にした催しをやっていたと思う。

その仕事が好きだった。原口典之さんの展示の時は何度も通った。

「やっぱりファインアートすごいよね」

と言う池田さんが可笑しくて、でも本気で同感した。

劇団もしんどい時期に助けてくださった。


結婚する前、元旦に帰省するため新幹線に乗ったら、

同じ自由席に手ぶらの池田さんがいた。自分は名古屋で池田さんは大阪。

大晦日にBanKARTで宴会をやって、翌朝に帰省するところという。

現場が好きで、スタッフやお客さんといるのが好きだと言外に伝わった。

ちょっと寂しがり屋な感じを受けて、また別の意味で池田さんを信頼した。

・・・・・。


日本に電話したら止まらなくなってしまった。

室井先生の研究室が閉じられる日でもあったのだ。

もうとっくに卒業したはずの学生時代がもう一度終わってしまった

という実感に驚く。いまだに先生に依存する心があるのだと実感。

もう40歳過ぎているのに。18-34歳までのあまりに長期間、

一緒にいたから言い尽くせない。


椎野やKAATの眞野さんにも電話した。

色んな人に世話になりまくっている・・・


遅刻して語学学校に行く。

新米先生が日本に留学して名古屋に滞在していたと分かり、

授業後にいろいろと話した。その後、ミス・ダイアンに頼まれた

買い物をして一度帰宅し、すぐ散歩に出かけた。



ここからが本題。今日はLewisham駅から初めて南下する。

すぐに新興の住宅地になって、生活に余裕アリというゾーンが広がる。

Lewisam Hospitalの裏に広がるLadywell Fieldsという公園。

子育てしやすそう。こちらの人は日光を大事にする。ピクニックが上手い。


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↑遊具コーナーには柵がある。親は楽だろう。


さらに南下して30〜40年前の新興住宅地を抜けると

面白い街に出た。Catford。初めCatfoodにしか見えなかった。

巨大なペット用品店でもあるのかと思った。

かに道楽のカニくらいのサイズで巨大な猫もいたし。

懐かしい雰囲気の活気ある商店街。


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↑絶対にFOODだと思っちゃう。


築90年のBroadway Theatreも発見したが、

改装中のようだった。後でミミから、設備にいろいろ問題があって

改修がうまくいっていないと聞いた。


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↑改修中のBroadway Theatre

交通もメディアも未発達の時代に地元に貢献してきたであろう威容。


さらに南下し、巨大なカー用品店や洗車場がいっぱいある地区に出た。

店も国道沿いの感が強い。16:00前にBellinghamに着き、

国鉄で移動しようかとも思ったけど、やはりバスでLewishamに戻った。

今日行った地域はおしなべて横浜の本牧的だ。後からできた街の雰囲気があり

整然とした住宅地や巨大なお店がある。



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↑Bellinghamの国鉄。都心まで30〜40分ほど。


ショッピングセンターのカフェで16:30からミミとzoomで話す。

「まだ西に行ってないんだけど、貧しくて治安が悪いのって

LewisamとDeptfordだけ?」と周囲に慮って小声で聞いたら、

ミミに爆笑された。ほぼYesという返事だ。


最近、ミミの話をしてよ、とお願いしたら、

彼女は大学時代に舞踏に興味を持ち、ダンサーの先生に教わったことを

教えてくれた。土方巽も大野一雄ももちろん知っていると言われて、

唐十郎門下、元上星川住民の血が騒ぐ。自分はミミの役に立てる!


オレが気に入りの蕎麦屋で食べていると、大野先生の家から

出前の電話がかかってきたものだ。そう伝えてまた笑われた。

将来、ミミを日本に呼びたい。ここでしてもらっていることの

お返しを少しでもできたら、どんなに良いだろうと思う。


ところで、Zoomのためにカフェのテーブルにパソコンやケータイを

出すことには緊張感がある。警備員さんのいるセンターの中だから

大丈夫だろうか? 一店舗ずつのカフェの軒先だと場所によっては危険?

そんな風にビクビクしながら、初めて家と劇場ではない場所でZoomした。

カバンは常に視界のうちに入れる。


もう一つ、忘れないように書いておきたい。

ショッピングセンターを出たところで、電動車イスのダウン症の女性と

すれ違った。男性二人がお世話していた彼女は30歳過ぎくらいだろうか。

ふと見ると、車イス付属の荷物入れにビニール製の赤ちゃんの人形が

覗いていた。一瞬で打ちのめされた。


夕方からはセントラルに行き、書店FOYLES本店→Charing Cross

→Southbank Centreに行って帰宅。


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