3/27(日)大人のチカラ
2021年3月27日 Posted in 中野note
ゲーム『ドラゴンクエスト』の世界観にインスパイアされて生まれ、
かつて「少年ジャンプ」で連載されていたこのマンガ。
それが、20数年の時を経て新たにアニメ化されているらしい。
知ったのは、都内のコンビニエンスストアででした。
よく行く仕事先の近くのセブンイレブンに寄ったところ、
懐かしき「ビックリマン」と「ダイの大冒険」を掛け合わせた
お菓子が売っていました。
何となく買ってみると、何と1個100円。
かつて30円だったあのお菓子は、いまや3倍以上の価格になっていました。
さして期待もせず開けてみると、上の「No.1 ダイ」が出てしまった。
「・・・終わった」と思いました。
こうなると、初めてやったパチンコに当たってしまったようなもの。
その訪ね先に行くたびに買うのがルーティンになり、
子どもの頃は決して出来なかった軽い大人買いもしてしまい、
こんなことになりました。
・・・というように、私は普通の子どもでした。
『ドラゴンクエスト』も『ファイナルファンタジー』もⅢから
目覚めて、小学校低学年から中学にかけてこれにのめり込んだために
ずいぶん視力を落としました。
近所の公園で、ゲームに出てくる呪文の名を大声で叫びながら
ドッジボールを投げつけていた記憶もあります。
高校時代に演劇を始めてからは、本を読む方が愉しくなり、
私が熱を上げる対象は入れ替わっていきました。
90年前後に、唐さんは『電子城』『電子城Ⅱ』を書き、
不思議なやり方で電脳空間に飛び込んでいく若者たちを描きました。
当時の雑誌『ユリイカ』にはドラクエの生みの親・堀井雄二さんと
唐さんの対談があり、堀井さんは「クエスト」的な手法において、
唐さんの影響を受けたと語っています。
その結果生まれたドラクエをもとに2作品をものにした唐さん。
執筆にあたり、唐さんは一応、
ファミコンとソフトを買ってゲームの序盤を実際にやってみたそうです。
その姿を想像すると、かなり可笑しい気がします。
モンスターを倒すとゴールド(お金)に化ける、
これは経済にとってどういう意味を持つのだろうと疑問に思った。
そう唐さんはおっしゃっていました。さすがは唐さんです。
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