3/27(木)一年前に比べ
2025年3月27日 Posted in 中野note
↑ちょうど一年前の本番直前、みんなものすごい厚着をしていた
3人の参加者に恵まれました。そしてみんなで、『少女仮面』のさわりと、
それから『恋と蒲団』全編を読みました。
そうか。『恋と蒲団』と、ラジオドラマ『恋の鞘当て』はともに1975年前後に書かれ
『源氏物語』という共通点でつながっていることがわかりました。
『恋と蒲団』の登場人物、「瀬戸物屋の娘」は「ドン・ファン」と主人公の「男」を
匂いによって取り違えます。それこそ、『源氏物語』終盤の『宇治十帖』
「浮舟」をめぐる「薫」と「匂宮」が成した三角関係が下敷きになっていることは
明らかだからです。とはいえ、軽快で、エロくて、バカバカしい、けれども
真剣な物語を昨日も愉しみました。
この後、米澤くんがが「ドン・ファン」と「男」のどちらを演じた方が良いのか
考えて、立ち稽古も展開してみたいと考えています。目標は、レパートリー化。
小ぶりな作品をパッと上演できる体制をつくりたいからです。
それにしても、稽古の合い間に話したのですが、ここ1週間は実に晴天・温暖
に恵まれています。一年前、同じ3月下旬に『鐵假面』を上演していた時の
天気は何だったのか。あの時は、最高気温がようやく12〜13℃という中で
雨や強風にもさらされて、私たちはテントと劇にしがみついていました。
こんな天候に恵まれたかった。そう考えずにはいられません。
一方で、「カミナリの初日はおもしろかった」などと言われて、だからこそ
いつまでもあの公演を覚えていてくれるのだ、とも思いつつ。
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