3/28(火)誰か教えて!〜ヤングガン公演

2023年3月28日 Posted in 中野note
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↑見よ。70年代、唐さんのヤングガンぶりを!


唐組の春公演の仮チラシを手に入れました。演目は『透明人間』。
『透明人間』こそは『秘密の花園』と並ぶ唐組の当たり狂言です。
いやむしろ、本多劇場の柿落とし公演として書かれた『秘密の花園』より、
そもそもが唐組初演の『透明人間』こそ、ザ・唐組の演目と言える!

聞くところによれば、
『透明人間』は1990年に初演された後、90年代半ば過ぎに
現在の座長代行である久保井研さんによって再発見されたそうです。

久保井さんは夏に行う内輪向けの新人発表のために『透明人間』を
取り上げ、これが好評を博す。結果、水戸芸術館で(テントでなく劇場内)、
1998年2月に二日間のみの上演につながり、2001年秋に
新宿西口に『水中花』というタイトルでの上演・・・・・という具合に
再演を重ねていったそうです。

私が観たのは大学3年時に上演されたこの『水中花』からで、
初見で、なるほどこれは傑作だと痺れました。
その後、シアターコクーンで南河内万歳一座の内藤裕敬さんが
演出した『調教師』も含め、その再演を見逃さずに過ごしてきています。

さて、「ヤングガン公演」の話題です。
目下、唐ゼミ☆本読みWSで取り組んでいる『愛の乞食』こそ、
唐組の初期に「ヤングガン(=若い銃)公演」と銘打たれ、
劇団に集まった若手を登用して取り上げられた演目でした。

私の想像では、このヤングガン公演『愛の乞食』の後に
『透明人間』は書かれ、だからこそこの二作品は大変に似ています。
どう似ているかはまた今度お話ししますが、
自分にとってどうもはっきりしないのは、
ヤングガン公演および初期唐組の活動全般です。

下町唐座を経て、唐組が発足する。
『電子城』があるか思えば、YouTubeに上がっている『ジャガーの眼』を
大久保鷹さんも出演して上演した形跡があるし、ヤングガン公演もある。
このあたり、自分はどうも整理しきれていません。

せっかくなので1990年前後の唐組の活動について整理したいと考えてみます。
久保井さんにお願いして飲み屋でご教示願うのが良いかもしれませんが、
案外、関わってきた本人も憶えていないかも知れません。

ヤングガン公演を観たという人がいたら、誰か教えてください!

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