3/3(木)今日もギグだぜ
2022年3月 3日 Posted in 2022イギリス戦記 Posted in 中野note
↑アダムさん
昨晩は面白いことがあった。夜にイベントがあったのだ。
今年オールバニーが中心となって進めているフェスティバルのイベントの
一つなのだが、会場はいつものAlbanyやCanada Water Theatreではない。
どうやら、近隣のライブハウスで行われるらしい。
チケットは売り切れのようだが、ミミがねじ込んでくれた。
それで夜に現地に向かったのだ。サイトには7:00pmスタートとある。
時間に余裕を持って出かけたがかなり迷ってしまった。
住所を打ち込んだナビは、着いてみればマンションの一室を示すのみ。
小雨のなかをウロウロして、やっと国鉄の高架下にある
Matchstick Piehouseを発見できた。
すでに7:20pm
お世辞にも入りやすいとは言えぬ扉の前に立つと中から音楽が聴こえる。
もう始まっているのかと思いきや、中に入るとまだ閑散としていた。
出た!ロンドンのライブ特有の、この開演時間のあいまいさ。
待ち合いに受付らしきものはなくバーのカウンターがあるのみなので、
飲み物を買う列に並んで、質問してみた。
アルバニーのミミに予約してもらったアツシである。
チケットはどこで手に入るのか?
すると、スタッフの中でひときわイカつい男性がこう言うのだ。
「ニホンカラデスカ?」
聞けば、彼はアダムさんと言って、
このパンデミックの2年間に独学で日本語を学んできたそうなのだ。
あと30分くらいでライブが始まる(結局8:15pmスタートだった!)ので
待つと良いと言って、コーラを注文したらプレゼントしてくれた。
さらに彼としゃべったら、15日(火)に面白いイベントがあるという。
聞けば滋賀県から来た日本人もプレイヤーの一人なのだそうだ。
自分のカレンダーを見れば、この日はバービカンでチェコ・フィルの
予約をしているけれど、即決で、行く!とアダムさんに伝えた。
すでに買ってしまった2,500円のチケットはもったいないけど、
人との出会いには断然変えがたい。
それに、語学学校に来ている若者にクラシックにチケットを
プレゼントしたら、彼らにとって良い経験になるかも知れない。
そう思ってこれを書きながら待っていたら、始まった。
内容は凄かった。ここルイシャム地区の多文化主義が生んだ
ミュージシャンたちのレベルの高さに唸る。
彼らはこともなげに役割を変える。しかも一曲の間に。
ボーカルがサックスを弾き始めたと思ったら、ジャンベを叩いていた
プレイヤーが歌い始める。コントラバスの女性がハモり始める。
ロックと聞いてきたが、フォークやカントリーが明らかに混ざっている。
即興もある。始まって3時間を過ぎたが、まだ終わらない・・・
トラックバック (0)
- トラックバックURL:
コメントする
(コメントを表示する際、コメントの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。その時はしばらくお待ちください。)