3/30(月)唐ゼミ☆過去作品研究会

2020年3月31日 Posted in 中野note
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今日は劇団集合でした。
重村大介や佐々木あかりは他の現場で頑張っていますから、
残りのメンバーで現状や今後について話し合い、
『唐版 風の又三郎』3幕の本読みを
しました。

本読みが進む中で、いよいよ芝居は佳境です。
何人かの男女関係がもつれにもつれて、クライマックスに行き着きます。

一方、芝居もあまりに長大なドラマの終盤になると、
当初のキャラクター設定がブレてきているのを感じます。

1幕当初は口を酸っぱくして「女肌不触」を標榜し、
「チーム男色」で結束してきた元自衛隊員→帝国探偵社メンバーに
明らかな女好きが現れました(笑)

「淫腐(いんぷ)」というキャラクターです。
名前からして、バイセクシャルに目覚めたということかも、
などと考え込んでしまいます。

まあ、実際に役者が演じれば身体の説得力で成立してしまいそうですが、
この辺の余裕、いい加減さもまた、実に唐さんらしい豊かさです。

ともかく、次回の集合で、ひとまず完結するペースです。


また、これは新たに決めたことですが、
隔週木曜日で行っている「はる美」でのファンミーティングの内容を
見直すことにしました。

結果、4月からはこれです。
題して「唐ゼミ☆過去作品研究会」!

私たちがやってきた昔の公演映像をみんなで飲み食いしながら観る
という企画です。

この会の仕切りは米澤剛志がやっていますが、
米澤自身にとって学びの場にも、自分が入る以前の劇団活動を
検証する場にもしたいとの希望がありましたので、
古い公演映像を引っ張り出すことにしました。
これらを経て、『唐版 風の又三郎』に辿り着いたわけですから、
大いに観てください。

4/2(木)は2004年に上演した『盲導犬』
4/16(木)は2002年に上演した『ジョン・シルバー』

上演時間も90分程度と手頃なので、4月はこの2本でいってみます。

若い劇団メンバーや初めて劇団に参加する人もこの機会を利用して、
温故知新になれば良いと思ってはじめます。

まあ、何人かで酒やツマミをチビチビやりながら、観てください。

私のワークショップは変わらずにやって、
唐作品や『唐版 風の又三郎』を熟知する人をコツコツと増殖させます。

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