3/31(金)年度末だった

2023年4月 1日 Posted in 中野note
クラウンパレードl2023_3_21.jpg
↑明日、KAATの1階と県民ホールの広場でこういう催しをします
エイプリルフールにウクライナの芸人さんたちを支援しようという取り組みです


今日は3/31。年度末に伴うさまざまなことがありました。
まず、事務所内の引っ越し。私はKAAT&県民ホール館長の秘書もやって
いますが、今まで館長室だったところを引っ越すことになりました。
それで膨大な本を片付け始めたのですが、これが大量。そして重い。

午後に始めて4時間、ひとりで四苦八苦しましたが、
途中から津内口や小野寺が手伝いに来てくれてスピードとパワーが
著しくアップし、その3時間後には終了することができました。
まだやり残したことは多いけれど、格好はつきました。

また、自分にとって関わりの深い人たちが退職しました。
KAATの小沼知子さんは、2013年にやった『唐版 滝の白糸』を
担当してくれたプロデューサーです。

あの時、かなり無作法だった自分の教育係、という感じで
あらゆる相談に細やかに乗ってくれ、仕事の合間に個人的な話もよくして
大変に助けられました。それ以来、ずっと友情を感じてきました。
来年度からは別の劇場で活躍するそうですから、担当公演に注目していきます。

もう一人は、佐藤泰紀さん。
佐藤さんは、立ち上がったばかりの共生共創事業のシステムを整えて
くれた人でした。2018年度にこの事業を立ち上げた時、スタッフは3人でした。
ボロボロになりながらたどり着いた年度末シンポジウムの聴衆は、
確か、会場のキャパシティが300人に対し20人くらいでした。
全てがボロボロ。

そこへ、STスポット館長だった佐藤さんが現れて、
事業を支えるシステムをつくってくれました。
初めは数人でやっているのに過ぎなかったグループは、
共生共創課になり、財団内のバリアフリー対応や教育事業を吸収して
社会連携ポータル課となり、課長さんのいる8人とチームになりました。

自分はロンドンから帰ってきてから、今の自分は県民ホールの事業を
メインにしていますが、ここまできちんとした編成になったのは、
明らかに佐藤さんの確かな仕事のおかげでした。
今後、また別の職場に移って活躍するそうです。
狭い業界ですから、また会おう!と言って別れました。

小沼さんと佐藤さん、自分にとって大きな存在でした。

また、年度末ということで唐ゼミ☆で申請していた助成金の結果が発表になり、
採択の内定をもらうことができました。ホッとすると同時に、
『鐡假面』をやらなければ!という切迫した思いが込み上げてきます。

今回、第一報は『オオカミだ!』プロデューサーのテツヤさんから
もたらされました。会議をしていたらテツヤさんからLINEが届いて、
唐ゼミ☆が助成を獲得できたことを知りました。きっとテツヤさんも、
別にプロデュースしている団体の結果を見ていたのでしょう。

以前は、こういうニュースを持ち込んでくれるのは、
ネットサーフィンの鬼である室井先生でした。
ああ、先生はいないのだな、と実感したり、新たに私たちを応援してくれる
テツヤさんがありがたいな、と思ったり。

人の不在を胸にせまる中にも、確かに新たな関係性があることを実感する
感慨深い一日でした。

明日は、冒頭のポスターにあるように、クラウンたちが大集結して
芸を披露するクラウンパレードを行います。
サーカスの興行師にして研究者でもある大島幹雄さんから持ち込まれた
企画です。大島さんの著作の大ファンを自分としては、きっちり運営を
支えようと意気込んでいます。

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