4/1(金)チョコレートこわい

2022年4月 1日 Posted in 2022イギリス戦記 Posted in 中野note
IMG_8258.jpg
↑この犬の絵がもっとも面白かった。

今日も方々に出かけた。

学校が終わってケータイショップに行き、これをひと月更新。

それから一度帰宅してZoom会議に臨んだが30分足らずで終わる。

拍子抜けしたところに机を見ると、ミス・ダイアンが残していった

フランシス・ベーコン展のパンフレットがある。

そこで突撃することにした。

とにかく5:00pmまでに入れば良いのだ。もちろん学生料金で。

 

このあたりの反射的移動が速やかになってきた。

頭の中に地図と路線図を思い描いて、最短距離を出す。

交通費が安くなることも考える。2ヶ月の成果だ。

 

まじまじ観たが、犬の絵がもっとも気に入った。

フランシスは、欲動が強くて、神経剥き出しで、

自分に振り回されっぱなしで生きづらい人生だったと思った。

が、ミス・ダイアンに言わせると、それ以上に周りを不幸にしたそうだ。

なんとも返答に困るやりとりを帰宅してから受けた。


『ベルセルク』『鋼の錬金術師』『ハンター×ハンター』など

多くのマンガがインスパイアされているのも感じた。

 

今日はもう一つ。

Sadler's Wells Theatreに行き

William Forsythe振付のEnglish National Balletを観た。

実に1990年年代的なトレンディなノリで、

まるでティーンたちの文化祭かダンスパーティのようだった。

もちろん、惜しげもなく披露されるテクニックの数々。

ガチガチの古典をやっているダンサーがたまにこういうのを

やると嬉しい、そういう喜びが溢れて、客席を巻き込んでいた。

大変な盛り上がりで幕を閉じた。


ところで、帰宅するとダイアンは盛んにチョコレートを勧めてくる。

ロンドンではキットカットなど安く大量に買えるので、

自分はつい手が伸びて、ズブズブになることを恐れている。


アイスクリームとチョコレートは大敵なのです。

と言い続けているのに、母の日のプレゼントにと息子が贈ってきたから

と勧めてくる。こう言われては断れない。


彼女は私が食べるのを見ながら嬉しそうだ。

こちらはフリで言っているのではない。

歯止めが効かなくなることを心の底から恐れているのだ。

人は、人が怖がることを仕向けてみたくたる。

そういう落語=古いコメディのお話が日本にあることを彼女に伝えたら、

笑っていた。


IMG_8334.jpg



トラックバックURL:

コメントする

(コメントを表示する際、コメントの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。その時はしばらくお待ちください。)