4/12(日)ある日の現場検証 その①
2020年4月12日 Posted in 中野note
過日、天気の良い日を狙って、
かつて況劇場により行われた公演の現場検証を行いました。
上の写真は、メイン・ステージとなった広場に立ち、
どこから役者たちが登場したのか話し合っている風景です。
現場は東京都新宿区にある戸山ハイツ。
ここは、唐さんのキャリアにおける初期中の初期、
紅テントを発明する前に行っていた試行錯誤の痕跡を残す場所です。
案内人はもちろんこの方。
そう、ご存知 大久保鷹さんです。
まずは、1966年『腰巻お仙 百個の恥丘』の現場から。
ここは都営の公団住宅「戸山ハイツ」の近くにある広場で、
かつてあった豪華50mプールが使用されなくなり、
廃墟化していたところを目ざとく見つけて公演会場にしたとのことです。
現在では「ジャブジャブ池」と呼ばれる極めて浅い池があり。
夏になると小さな子どもたちが水遊びができることが分かりました。
しかし、オムツ装着の子はダメ、小学生以上はダメ、
という厳格な取り決めにより、対象年齢3〜5歳という
極めてコアな年頃の児童だけを相手にしているようです。
あまりにものどかなこの場所を、
約半世紀前には金粉塗りたくった半裸の役者たちがウロウロしていたわけです。
ここで公演を行った時に、
「ア、向こうの方にもっと良い場所がある!」
ということで、『腰巻お仙 忘却篇』を展開したあの会場を発見したとのこと。
そこの調査の様子は、また明日。
トラックバック (0)
- トラックバックURL:
コメントする
(コメントを表示する際、コメントの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。その時はしばらくお待ちください。)