4/16(金)イソギンチャクの宮殿
2021年4月16日 Posted in 中野note
↑待合室はゆったり。
「お前も人の親になったのだから」と両親に迫られたのです。
何事も経験だと思って時間を取りました。
そういえば、5年前に親知らずを抜いた時も、
面白半分みたいなところがありました。
料金を見て高いなと思いましたが、行ってみて納得しました。
院内には、色々と優雅な設えが用意されている。
スタッフの人たちもやたらと丁寧。これはお金かかるわ!
そんな風に物見遊山を決めこんでいましたが、
そうも言っていられなくなりました。
自分は車でやってきたのです。これは確信犯で、
運転するためには麻酔を使えないことはわかっていたのです。
けれども、午後からの仕事で必要なんだから仕方がない。
どうせ大したこと無いだろう。そう、高を括っていました。
が、スタッフの皆さんのリアクションを見てビビりました。
最近は、麻酔を使わない人は絶無に近いらしいのです。
この反応を見て、途端に事の重大さに気付きました。
しかし、時すでに遅し。
果たして、胃カメラはグイグイと攻め込んできました。
そこから先は、一定世代より上の方々がご存知の通りです。
まだ実家に暮らしていた頃、父や母が、
「明日は人間ドッグだ・・・」と嫌そうにしていた理由が実感できました。
しかも、以前はもっと太い管でやっていたらしいのです。
偉大なり。全ての昭和世代!
↑廊下にはオシャレ居酒屋のような意匠が。
ところで、以前にこのゼミログに書いたのですが、
検査前夜の唐さんと一緒にいたことがあります。
あれは大阪で、近畿大学の学生さんたちの発表公演を観た後でした。
ホテルの部屋で話していると、「東京に戻ったら検査だ」と唐さん。
数日後、唐さんに誘われてアトリエに遊びに行くと、
検査の結果が良好だった師はすこぶるご機嫌で、
担当の先生に見せられた自分の腸内写真を、
「鮮やかなピンク。まるでイソギンチャクの宮殿のようだった!」
と仰いました。
腸美人であることに自信満々の唐さんに接して、
笑いながら、さすがは唐十郎の表現だと思ったことをよく覚えています。
↑よく見れば、待合室の隅には寒川神社のお札。しかも二箇所。
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