4/28(金)5月から『二都物語』
2023年4月28日 Posted in 中野note
↑5〜9月はこの単行本に集中!
今度の日曜日、『愛の乞食』本読みが完結します。
「愛の乞食』が終わったら、5月からは『二都物語』に取り組みます。
『二都物語』こそは、唐さんにとってエポックな、
伝説的な演目です。その初演を観た人は誰れもが冒頭シーンに
度肝を抜かれたと言い、大久保鷹や李麗仙がすごかったという。
一方で、じゃ、どんな話だったのかというと、
よく思い出せない人がほとんど全員という謎めいた演目でもあります。
話を思い出せなくったって、すごいものはすごい。
いや、話を思い出せないのにすごいからこそ、ホントにすごい!
とも云えます。
前にも書いたことがありますが、
『二都物語』こそは、私が唐さんに上演を止められた二演目の
うちの一つです。もう一つは、韓国で『泥人魚』をやろうとして
断られました。
『二都物語』については、「あれは李(麗仙)のものだよ」
というのが理由ですが、著作権とか、筆を動かしたのは自分とか
そういうものを超えてインスパイアされた作品という仁義が
そう言わせたのでしょう。『泥人魚』の場合も、
「あれは唐組のものだ」と。
秋に『鐵假面』を上演します。
当然、『二都物語』が終わったら上演に合わせて『鐵假面』を
題材にオンラインWSをします。
大ヒット作というだけでなく、『鐵假面』の前段という側面からも
『二都物語』を読みます。一冊の単行本に収まった二本の理想上演が
皆さんの脳内で立ち上がります。
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