5/15(水)原因は唐さんのあの歌い方ではないか!
2024年5月15日 Posted in 中野note
↑このなかで唐さんが楽しく唄っています
『少女仮面』の劇中歌について考えています。
その中でどうも謎めいているのは、
喫茶《肉体》のボーイたちがタップダンスしながら歌う
『あの人にあったら』。
〽あの人にあったら、
そっと云ってほしいの
〝乙女の花が枯れたって
月経帯に千代紙はったって
女が一人うたってたって〟
でも、あのひとはもう来ない、
きっと来やしないのよ
だって、あたしゃ皆既日蝕〽
適齢期の女性にとってかなりキツい歌です。
閉経したのに好きな男に振り向いて欲しくて、
千代紙を貼って生理に見立てるなんて。
なかなか淋しい歌なのです。
問題はふたつあり。
①なぜか楽しげなメロディがついて嬉々として歌う例が多い
②初老の女性をオーナーに頂く店の店員たちがなぜこんな歌を
①はひとえに『四角いジャングルで唄う』で唐さんが
ものすごく楽しげに歌ったことに原因があると思います。
作者が歌うやり方を思わず正当と思い込みがちですが
しかしあれは、あくまでリサイタルですからね。
②の答えは稽古を通じて解決します。
実はもう、こうではないか、というアイディアを思いつきましたが、
稽古しながら検証するつもりです。
という具合に、唐さんが亡くなったショックで
止まっていた時間を動かそうと思います!
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