5/15(金)熊野には頭が上がらない①
2020年5月15日 Posted in 中野note
↑2010年春『蛇姫様-我が心の奈蛇』で「藪野文化」を演じた熊野(右)
(写真は伏見行介)
どうも、中野noteです。昨晩は面目ありませんでした。
1幕終盤の滞りを解消して「耳」の穴への突撃に納得がいき、
かなり達成感があったのですが、それで安心したのか、
ちょっとの間おちてしまいました。
ピンチヒッター熊野に助けられました。
思い起こせば、熊野にはかなり世話になったことがあります。
あれは2010年春に『蛇姫様』に取り組んでいた時、
私は当時、テントを建てていたしていた浅草花やしきと横浜の間を
友達から借りた車に乗って通っていました。
公演初日を終えて、さあ帰ろうかと思ったのですが、
銀座まで来たところで車がボンネットから煙を吹いて
ストップしてしまった。
後から調べたところによればチューブの劣化による水漏れ、
冷却機能がなくたったことによる停車だったのですが、
当時は訳もわからず焦りました。
同乗者の中には、「爆発する!」と慌てた団員もいて。
仕方がないのでメンバーには降りて電車で帰ってもらい、
とりあえず時間をおいてみました。
すると、落ち着けばまたエンジンがかかることが分かった。
さて、横浜か浅草、どちらを目指そうか思案しましたが、
どう考えても近いのは浅草です。
夜遅くに加えて友達の車でもあるので勝手がわからず、
とりあえず浅草まで帰ろうと決意しました。
そして、翌日にJAFを呼ぶしかない。
正直に言って、銀座〜浅草間が途轍もない距離に感じ途方に暮れました。
その時、「僕いっしょに行きますよ」と、
当時20歳の新人劇団員だった熊野が現場に残ってくれたのです。
彼も初日を演じきってヘトヘトだったはずですが、
なんと優しい男よ!
ここから浅草まで戻る道のりの激走は、明日に続きます。
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