5/16(土)熊野には頭が上がらない②

2020年5月16日 Posted in 中野note

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↑『蛇姫様-我が心の奈蛇』のカーテンコール。車のことは乗り越えたあと。

(写真:伏見行介)


銀座三丁目〜浅草花やしきの激走で熊野にかなり世話になった話のつづき。



もはや、この車は一度うごき出したら止まれない。

どうにかして走り続けなければ。

10km/h以下にスピードを落とせば強制的にエンストして10分は動けない。


例えば、首都高上野線の入谷出口付近で停まってしまった場合、

完全にこの場所を塞いで後続車が出られない状態になってしまう。

深夜で車が少ないとはいえ、

さすがに10分も停まればスピードに乗った後続車両が

モリモリと出口付近の下り坂に溜まってしまう。恐怖。


とにかく可能な限り停車しないように走りました。

そのためには、ここではとても書けないような様々な「〇〇無視」を

繰り返さざるを得ない。

その時、周囲をキョロキョロ見回しながら私に警察がいないことを

知らせ続けるのが熊野の役目でした。


首都高はなんとかノンストップ、

入谷出口の目の前の大きな交差点はタイミングを加減して青信号で突破。

そこから右折し、しばらく直進、吉原の手前をさらに右折し

言問通りを渡って花やしきに至るいつもの定番コースを基本に、

即興の右左折も加えて駆け抜けました。

横断歩道に歩行者がいれば、完全に十字路の中で停まってしまいますから。

記憶が朦朧として定かでないところもありますが、

確か3〜4回の停車で車を休ませ休ませ辿り着きました。


停まらぬように、停まらぬように、

本来は停まらなければならないところも停まれないので停まらぬように走る。

その間、熊野は「パトカーいません」「パトカーいません」と連呼し続け、

ようやく到着しました。


翌日も本番を抱えているのに、ずいぶんなことをさせたと思います。

感謝を込め、深夜に唯一空いているお風呂

浅草ロックスの「まつり湯」を奮発しても充分お釣りがくる活躍でした。


熊野がいなければ、ここまで走り切ることはできませんでした。


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