5/21(木)ワークショップの準備中

2020年5月21日 Posted in 中野note
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↑まさに準備中@ハンディラボ

あと1時間でリモートによるワークショップが始まります。
今はその準備中。

今日は3人の方の参加があり、
いずれも唐ゼミ☆の稽古は初体験という人たちです。
今回は、どの人にも公演本番への出演可能性があるので、
より実践的にやりたいと計画しています。

オープニングシーンをやりながら、
芝居全体をもっとも単純化したあらましと構造を確認し、
男性3人が同時に活躍できる場面という事で、
1幕から主人公「織部」と帝國探偵社の「三腐人」の対決シーンを。
あとは、一人一人にスポットを当てるために、代わる代わる、
3幕の「高田三郎(=死青年)」の長せりふをやってもらおうと
思います。

この際、「三腐人」が元自衛隊員にして現役の探偵であることを
念押しすることは、すごく大事ですね。
キャラクターの出自や足元をよく確認した上で、
唐さんが付けたユニークな役名に応えるように飛躍させる、
このあたりの流儀は、何度も何度も口を酸っぱくして言います。

最近、別の公演で唐作品に取り組んでいる人たちから
台本の中身について質問を受ける機会がありました。
色々と寄せられる疑問の中でもっとも根源的だったのは、
「唐戯曲に書かれていることはどこまでが本当なのでしょうか?」
という問いでした。

これについては、以前、唐組の久保井さんと話している時に
おっしゃっていたことが実に的確です。

「唐さんの台本に書かれていることは、ぜんぶ本当なよなあ」

至言です。

今日は数々のせりふやト書き、登場人物名に至るまで、
どのように真正面からぶつかり、かつまた時にはふざけるのか、
みっちりとやりたい。開始まであと40分、腕が鳴ります。

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