5/22(水)『風に毒舌』

2024年5月22日 Posted in 中野note
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↑このさりげない書影にも、大上段でなく軽く読める魅力が表れています

唐さんが書く平易な文章に打たれることがあります。

現在は『少女仮面』に本腰入れて取り組みはじめてまだ数日なので
別の物語は読みにくくなっています。小説などを読むより、
頭の中を『少女仮面』に支配されたいからです。

そういう時にも、エッセイなどは簡単に読めて愉しめます。
現在は、『風の毒舌』を文庫で読んでいます。
通常は、少し肩に力の入った難解な文章を書かれることの多い
唐さんが、ここでは、実に読みやすいコラム風の短文を書かれています。
一節一節も短い。文庫にして2ページずつとか、そんな按配で、
疲れていてもサッと読んで頭の中に入ってきます。

あの唐さんが、こういう平易な文を書かれるととりわけ新鮮です。
他にも、初めて出した単行本『腰巻お仙』のあとがき。
それから、エージー出版から出した『水の廊下』。
あれは文章というよりインタビューですが、
内容もかなり大事ですし、スタイルが読みやすくて秀逸です。
『風に毒舌』と並んで、ぜひお勧めします。


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