5/30(火)読売新聞夕刊!

2023年5月30日 Posted in 中野note
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↑掲載写真は、1997年10月に初講義を終えた唐十郎教授と室井先生です


今日は昨日に引き続き本読みWSのレポートをする予定でしたが、
嬉しいことがあったので、予定を変更します。

今日、5/30付の読売新聞夕刊に、3月に亡くなった室井先生と唐さんに
関する記事が出ました。関東版のみの掲載らしいのですが、
取材を受けた私としては、勇んで夕刊を開きました。

書いてくださったのは山内則史記者です。
山内さんと言えば、ずっと前から紅テントでお目にかかり、
唐さんを特集した映像DVD『演劇曼荼羅 唐十郎の世界』や
新聞連載小説『朝顔男』を世に送り出した方でもあります。

唐十郎という存在に対して室井先生がした仕事は、
演劇界的な営みとしては評価するのが難しい営みでした。
室井先生は美術や文学や映画や、もちろん舞台の批評だってして
いましたが、こと唐さんに関する限り、同じ演目であっても
観られるだけ紅テント公演を追いかけていたからです。

そんな観劇体験をしようとする人はあまりいませんし、
それはもはや「観劇」では無かったようにも思います。

山内さんがあらわした通り、
生命体として唐十郎を追いかけている。
そういう感じでした。

ともあれ、そういった捉えどころのない室井先生の探究を
巧みに書き表してくださったことは、自分にとっても嬉しく
山内さんに感謝するばかりです。

皆さんもぜひ読んでみてください。
ちなみに、同じ紙面には野田マップに出る唐さんの息子さん、
大鶴佐助も特集されていて、なんだか痛快です。

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