5/4(祝土)健気な野草
2024年5月 4日 Posted in 中野note
↑エントランスに飾られた巨大な倒木。巨木は倒れれば終わり、
小さな野草の生命力を標榜していこう、というメッセージを受け取る
家から歩いて50分で横浜美術館に着きます。
こうして歩いて行かれるところは休日という感じで贅沢です。
到着しな、ビビりました。
美術館の前にそれはそれはたくさんの入場待ちができていたからです。
と思いきや、それは"スターウォーズの日"を記念して行うイベントへの
行列でした。今日はスターウォーズの日でもあったのです。
それよりは少ないながら、横浜美術館の前にもちゃんと入場待ちの
列が出来ていて、盛況でした。
エントランスののびのびとした展示に始まり、
富山妙子さん、丹羽良徳さんのコーナーなど見応えがありましたが、
全体を貫通する"野草"というテーマには、何かはかないものを
感じました。英語訳して "Wild Grass"というと文字通りワイルドな
感じがしますが、"やそう"という響きのか弱さが影響しているのかも
知れません。
↑無料で見られるゾーンの充実ぶりよ!
人間存在がいかに健気な抵抗を試みつつ、しかし、
大きな流れのなかに押しつぶされてしまうか弱き存在であるように
感じられました。テーマのもとになった魯迅の『野草』も
パラパラと読んでみましたが、なるほど同様の印象です。
そんななかにあって、先ほど挙げたお二人の作品は
生きているパワーが感じられました。
トリエンナーレといえば、自分が関わった巨大バッタは別にして、
2017年に赤レンガ倉庫でみたクリスチャン・ヤンコフスキーの
『重量級の歴史』が最高だったな、と。また思い出して笑ってしまい
ました。帰りも外は『スターウォーズ』で大賑わい。
↑"MAY THE 4TH"ということで5/4らしい
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