5/8(土)偉大なり、睡眠!

2021年5月 8日 Posted in 中野note
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やった!声が治ってきた!
もとの通り、エネルギーも湧き上がってきた。
内心、かなりヘコんでいたのですが、なんとか攻勢に転ずることが
できそうです。こうなると、何をやっても愉しい。
やはり、声はチカラなのです。

回復の理由は簡単で、この数日つとめてよく眠るようにしました。
と言っても、自分は連続で寝続けられるのは5時間が限界で、
だから、頑張って二度寝をしました。

自分はショートスリーパーです。

高校生までは異様に長い時間寝てばかりいたのですが、
大学に入って、深夜のアルバイトを始めた頃から、
一転、だんだん睡眠をとらないようになっていきました。

これには、眠るのは恥ずかしいことだ、という思い込みも
一役買っているように思えます。
何を愚かなことを、と言われるかも知れませんが、
例えば、昔ながらのお酒好きには、
食べずに呑み続けるというタイプの人がいます。
その中に、人前で食べるのは恥ずかしいことだ、
という美学も、確かに息づいているように思う。

実際、宴席では唐さんもあまり召し上がりません。

そういえば、私が幼い頃に放映していた渡辺謙さん主演の大河ドラマ
『独眼竜政宗』では、これから初陣に向かう梵天丸(後の伊達政宗)に
大滝秀治さん扮する和尚がこう諭すシーンがありました。

「人前で横になってはいかん。寝姿を見せるのは女子の前だけにせよ」
健康には悪いですが、これは一つの真理だと思います。
一軍の将たるものが寝そべって疲労を露わにしていては、士気に関わる。

ところが、やっぱり人は寝なければならないのです。
唐さんと親しかった故中村勘三郎さんは、
朝ゴルフをして、昼は舞台出演、夜の回の合い間に次の稽古をして、
夜の舞台、そこから飲みに行く、という生活を送っていたそうです。

さすが怪物だ!と唸っていたものですが、残念ながら57歳という若さで
亡くなってしまわれた。もっともっと寝ていたら、さらに長生きされて
さらに大活躍されただろうと、惜しまれてなりません。

と、そこへ来て、数年前に睡眠の帝王とも言いたくなる人の
エピソードを知りました。
近年のサッカー日本代表のキャプテンといえば長谷部誠さんですが、
彼のベストセラー『心を整える』によれば、長谷部さんは健康管理のために
だらしなく寝落ちすることが決してないのだそうです。

風呂に入り、きちんと着衣し、部屋を暗くし、
アロマまで焚いて、寝るべくして寝る。
しかしも10時間は寝るのだそうです。30歳を過ぎて、恐るべき体力。
もう徹しているわけです。これには恐れ入りました。
今日だって気を抜けば、私はこれから、
ズルズルと床で寝てしまいそうだからです。

これを書き終えてからが重要です。気を抜かず、布団まで行って寝る。
よし。6時間は寝るぞ! そう気合いを維持して、これから30分以内に寝ます。

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