6/1(月)遠方からの来訪者

2020年6月 1日 Posted in 中野note
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今週の木曜もハンディラボでやります。

先日、リモートでのワークショップが意外に便利であると書きました。
何しろ、九州や北海道の人とも一緒に台本に向かい、
稽古ができるわけですから、これは活用し甲斐がある。

そう考えていたところ、
早速に遠くからの参加希望が寄せられました。これは嬉しい!

しかもその方は、
唐さんの台本を上演した経験まであるそうです。
せっかくなので、その作品、『少女仮面』の一部も
ワークショップのなかで当たってみようと思い立ちました。

ここしばらく、ずっと『唐版 風の又三郎』一本槍できましたから、
ここらで一度、視野を広げるのも良いはずです。

私が高校時代に初めて買った唐さんの本は、
白水社から出ていた『少女仮面/唐版 風の又三郎』でした。
確か、その本の帯には「現代演劇における、少年少女の発見」
という言葉があったと記憶しています。

確かに、『唐版 風の又三郎』は女が少年に変装し、
『少女仮面』は初老の女が少女であろうとする物語です。
世界は往々にして主人公たちに冷淡ですが、
それぞれの相棒だけは、彼らを少年や少女だと
信じ抜こうとするところも似ています。

ただし、この代表作2本のエンディング、
一方は苦く、他方は突き抜けるようなエネルギーに充ちています。

このあたりを比較しながら語り合ってみたら、
すごく面白いだろうと想像しています。
ちょっと時間が足りなさそうですが、
唐さんの代表作2本を向こうに回し、欲張ってやってみましょう。

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