6/12(水)元劇団員・重村の活躍

2024年6月12日 Posted in 中野note
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↑終演後に写真を撮ってもらいました。
荒谷清水さん(左)と重村大介くん(右)という新旧の魚主です

先週末は、唐組『泥人魚』の東京公演千秋楽でした。
この週末が私たち唐ゼミ☆メンバーにとって重要だったのは、
元劇団員の重村大介くんが最後の4日間に限り重要な役柄を
務めたからです。

『泥人魚』には終盤に畳み掛けるように登場する大物ふたりがいて、
いずれもが主人公たちの故郷からやってくる漁業関係者という
設定です。一人目は船長の魚魚(うおにし)、二人目、最後に
登場するのは眼(ガン)さん。

それまで眼(ガン)さんを演じていた南河内万歳一座の内藤裕敬さん
が劇団公演により離脱したので、もともと魚西を務めていた
荒谷清水さんが眼(ガン)さんに、清水さんが抜けた魚魚の役を
重村くんが戴きました。

初めてこの計画を聞いたときには、天を仰ぎました。
魚魚といえば、かつて辻孝彦さんが初演で演じた大役です。
それを、重村が演じる。劇団メンバーは一様に緊張し、
そして、必ず立ち会わなければと思ったのです。

結果的にちゃんと務めていて安心しました。
もっと余裕を持てれば良いには違いありませんが、
ちゃんとせりふを置いて、なんとか成立させようと必死である
ことが伝わってきました。ああ、大きな声を出すときに目を
つぶらずに言えれば良いのに。そうも思いましたが、
気弱なアル中という設定にも助けられて、なかなか良い味を
出していました。良かった。そして、やれやれです。

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