6/14(水)あのファックスは何だったのか?

2023年6月14日 Posted in 中野note
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↑少年マガジンで連載していた『カメレオン』という漫画にも
「宮下ヒロエ」というアイドルが登場し、受験を話題にしていました
1998年度のことです


広末涼子さんが話題になっています。
スターシェフと不倫したことで無期限の謹慎に入ったらしい。
ベストマザー賞を受賞すると良き母の座からかえって転落する。
何人かの先人も振り返りながら、そんなこともニュースになっています。

広末涼子さんと私とは学年が同じで、必然、
高校三年生の時に彼女の大学受験が大いに話題になりました。
早稲田大学の受験を宣言した彼女は、確か自己推薦枠で見事に合格を
勝ち取りました。

同級の受験生たちの中には、
「推薦枠などとは卑怯だ」「どうせ退学するに決まっている」
という不満や、「彼女の学力は早大のレベルに満たないはず!」
などという妬みや悔し紛れともとれる感情が巻き起こっていたと
記憶しています。

私などは当時から、人気者だった彼女が早稲田を目標に掲げただけで
当の私立大学の声望が自然と高まるのだから、
他の誰にも真似のできない彼女の貢献に大学側が「合格」という
かたちで応じるのは当然と思っていました。

これが国公立であれば問題ですが、
私立なんだから目くじらを立てることもないでしょうに。

印象深かったのは、自分がなんとか受験を終えて
横浜国立大学に引っかかり、目標だった唐さんの研究室を初めて
訪ねた時のことです。

当時の唐十郎研究室はガランとしたものでしたが、
冷蔵庫の上に置かれたファックス付き電話に一枚の
用紙が届いていました。

見れば、そのファックス用紙は
広末涼子さんの所属事務所から送られてきたもので、
「この4月から早稲田大学に入学しましたので宜しく」
という内容のメッセージが書かれていました。

あの時、なぜ唐十郎研究室の電話番号を広末さんの事務所が
突き止めたのかはどうにも謎ですが、確かに届いていました。

当時の唐さんは何らか広末さんと交流があったのかも知れませんが、
それにしても、何故あんなものがわざわざ研究室に届いていたのか、
謎です。誰かが送った偽物の可能性もありますが・・・

広末さんが話題になると、初期の唐十郎研究室に届いていた
あのファックスを思い出します。

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