6/15(土)先生の幼なじみ

2024年6月15日 Posted in 中野note
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↑佐藤信演出、結城座の公演は1981年1だったようです

今日は全体の稽古は休みでしたが、
谷洋介さんが夕方に稽古場にやってきてタップの練習に明け暮れました。
また、倉品淳子さんと繋い口がその後に合流し、名高き劇中歌
『時はゆくゆく』を繰り返し繰り返し歌いながら、少しずつ解釈と
動きを盛り込んでゆく作業をしました。

こういうことは反復練習が必要ですし、
タップも、大声で歌って初めてほんとうの練習になる劇中歌も、
どうしても稽古場を必要とします。
全体の稽古が休みの日にこういうことに時間をかけて、
リラックスして取り組むことができるのはなかなか幸せなことです。
これは1ヶ月単位で借りることのできた稽古場、
急な坂スタジオの効能です。歩いて麓から登ってくるのは大変ですが、
それだけの効果があります。

一方、7月中旬、劇場入り前の直前には若葉町ウォーフで
仕上げを行います。昨日はそのための打合せに行きました。
ウォーフで佐藤信さんと話していると、現在の芝居づくりに様々な
ヒントを得ることがあります。まして信さんは『少女仮面』経験者。
1981年に信さんがあやつり人形の結城座で演出した舞台は、
初演の早稲田小劇場と並ぶ成功上演だったと、唐さんから伺った
ことがありました。

昨日も、これまでの自分の創作に抜けていた大事な視点に気づきました。
こういうヒントがありますので、やはりウォーフには単なる空間を超えて
信さんという人格を帯びているというスペシャリティがあります。

佐藤信さんが初めて唐さんに会ったのは、信さんが10歳、
唐さんが中学2年の頃、お互いに児童劇団員としての初対面だった
そうです。成長して紅と黒のテントを背負うようになったふたり。
その関係の効能に助けられています。

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