6/18(木)本日のワークショップ

2020年6月18日 Posted in 中野note
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先週の問題を克服し、必ず巻き返すべし。
これからいよいよ準備を重ねたワークショップが始まります。

劇団集合の中で検討を重ねました。
ZOOMのシステムをよく研究し、
サポートで熊野が付くことになりました。

今日だけと言わず、
7月いっぱいまでの内容も吟味しました。

今日は、2幕冒頭の劇中劇『ヴェニスの商人』に注目します。

もともと、唐さんの劇には役者と役柄が並走するようなところがあります。
先日ご紹介したこのせりふ

教授 シェイクスピアが何だってんだ!

これは「教授」の発言というより、
この役を初演で演じた唐さんの声と言えます。

役者が自分自身と役柄を行ったり来たりしながら演じていく
このような仕組みは、何も唐さんに限ったことではありません。
歌舞伎なんて平気で芝居の進行中に客席から役者の名前がかかりますから。
大衆的な芸能には、同じような行き来がよくあります。

面白いのは、劇中劇の場合はこの仕組みが三重構造になることです。
①役者本人→②役柄→③役柄が演じる役柄
という具合です。

今回は『ヴェニスの商人』ですから
①参加者 ②教授 ③裁判官(ポーシャ)
①参加者 ②乱腐 ③シャイロック

これを縦横に行き来して、これから愉しんでもらおうと思います。
先週にお伝えしたように、私にとっては稽古の一回一回が本番です。
さあ、いよいよ19:25。気合い入れてやろう!

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