6/2(火)すべてカーステレオのおかげ
2020年6月 2日 Posted in 中野note
ここ3年、読書量が減っています。
妙に忙しなくなったこともありますが、
車を運転するようになったことが決定的でした。
豊かな電車移動の時間が激減。
その変わり、ものを聴く時間はうんと増えました。
移動の時間を面白く過ごしたいので、
短距離の時には短めのピアノやヴァイオリンの小品や落語
長距離の時には、講談の連続ものや交響曲やオペラ、
義太夫を聴くようになりました。
講演の音源なんかも面白い。
『唐版 風の又三郎』上演準備の必読書であるダンテの『神曲』を
コロナ禍によって読み直す機会ができたので、
翻訳者の平川祐弘さんや、高階修爾さんによるお話を何度も聴きました。
おかげすごく充実しています。
ラジオドラマも面白いですね。
現在でこそ下火ですが、
かつては並み居る劇作家がラジオドラマで糊口を凌ぎ、
あるいは手腕をふるった時代がありました。
『常陸坊海尊』の秋元松代さんがそうですし、
別役実さんにも名作の数々があります。
この前に亡くなった横浜ボートシアターの遠藤啄郎さんも、
若い頃はラジオ作家として多忙を極めたそうです。
遠藤さん、月に40本書いたとおっしゃっていました。
我らが唐さんも、ラジオドラマを書いています。
後に『ガラスの少尉』として戯曲化された『ギヤマンのオルゴール』、
同じく『ふたりの女』に結実することになった『恋の鞘当て』を
最近も私は聴き直しました。これにより、車内の時間はさらに充実。
明日は、唐ゼミ☆でも上演した
『ガラスの少尉』=『ギヤマンのオルゴール』の話をしましょう。
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