6/22(月)子どもがやって来た!
2020年6月22日 Posted in 中野note
先日、ちょっと変わったワークショップを行いました。
9歳という、これまで私が迎えた中で最年少の参加者を迎えたのです。
唐ゼミ☆ホームページを見て申し込んで来てくれたそうですが、
9歳からの希望があったと聞いたとき、うろたえました。
毎週木曜に参加してくださっているメンバーに混ざって
その子が加わっているのを想像すると、自分の語り方もバラバラになり、
ここぞというところで下ネタの威力が鈍ることは目に見えていました。
そこでお願いして、別日にプログラムを変えて行いました。
やっぱり唐ゼミ☆なのだから『少女仮面』あたりに切り込もうかとも
思いましたが、「捨てたパンツに聞いてごらん」というせりふを
9歳に上手く説明できる自信はまったく湧かず、
別の作家のテキストを引っ張って歌詞を読み歌を唄ったりしました。
でも、最後のオマケで、
どうしても唐さんの世界にも触れて欲しかったので、
『夜叉綺想』の劇中歌をやってみました。
復讐譚なのでどうかとも思いましたが、
子どもの世界も残酷であることに賭けてトライしました。
結果、けっこう伝わったのではないかという実感です。
経験上、唐さんの作品と子どもとはかなり身近だと思います。
浅草で『蛇姫様-わが心の奈蛇』を上演していた時、
近所にあっていつも応援してくださったもんじゃ焼き屋さんの
お孫さんが、友だちと連れだって観劇してくれたのです。
3時間、じっと観てくれました。
後日お店に伺ったら、帰ってきたお孫さんはお祖母ちゃんである
女将さんに、滔々と今観てきた芝居について語ったそうです。
唐さんの"子どもパワー"は、実際の子どもに伝わるのだと確信しています。
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