6/25(木)わたしの好きな名前

2020年6月25日 Posted in 中野note
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今日も先週と同じように、ワークショップ直前にこれを書いています。
前回、熊野をはじめとした劇団員のバックアップがあって、
私はだいぶ落ち着きました。
まだ改善点はありますが、もう一息という実感です。

さて、今日は熊野の他に、佐々木あかりが現場にやってきました。
彼女は、東北に出張中のお父さんが送ってくださった
山形産サクランボを、わざわざ届けてくれたのです。

山形のサクランボ。
過去に山形県で公演したことは2度あり、
1度目は2008年秋に『ガラスの少尉』を米沢市の隣の川西町で、
2度目は2014年夏に『青頭巾』野外公演を山形市の馬見ヶ崎川で
芝居をやりました。

どちらの時も、
地元ではサクランボは買うものでなく、もらうものだと教わりました。
横浜や東京にいる私たちからすれば高級品、実にぜいたくな話です。


サクランボと唐さんといえば、
真っ先に思い出すのは『唐版 俳優修行』に登場するヒロインの名前です。
その名を「サクランボ・ポリス」と云う。
要するに新人女性警官のことなのですが、この言いにくそうな名前は、
何度も発語してみると「ボ」と「ポ」の響きがぶつかり合って面白く、
クセになります。それに、いかにも"新人!"という感じがして、
さすが唐さんのネーミングセンスだと唸らされる名前です。

その他に、私が個人的に偏愛している登場人物名は、
『青頭巾』のヒロイン「オイチョカブ」と
『住み込みの女』のヒロイン「そのひぐらし」です。
彼女たちは自分たちのことを「オイチョ」や「ひぐらし」と云う。
コミカルで可愛らしい名前に唐さん独特のユーモアが込められていて、
何より声に出してたのしい。

これに限らず、唐作品に登場する名前の面白さは尽きることがありません。
またいずれ、ここで書いてみたいと思います。

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