6/4(金)ぜんそく考
2021年6月 4日 Posted in 中野note
↑いつもこいつを胸ポケットに
GW明けくらいからです。
しゃべっていると咳き込む。
ものを食べようとすると咳き込む。
工作スペースなどにいると咳き込む。
タバコを吸う人に近づくと、その時にタバコを吸っていなくても咳き込む。
こんな具合です。なかなかの敏感ぶり。
それにしても咳を何度もすると疲れる。
それに、ワークショップや稽古など、人前で喋らなければならない時に、
中断や聞き苦しさが気になる。
時折あらわれるぜんそくのこの症状をいつもは漢方で押さえていたのですが、
あんまり続くので、泣く泣く病院に行きました。
というのも、これまで同じような状況は何度もあったのですが、
処方されるステロイドを、症状が良くなってからも飲み続けなければ
ならないのが、辛いのです。
悪い時に喜んで飲みます。劇的に改善しますから。
しかし、健康な時にもやると、声が枯れたり手が震えたり、
副作用の方が気になって仕方がない。
そう伝えても、これまでの病院は「飲み続けないとダメですよ」
の一点張り。それで行きづらくなってしまったところが、二軒あります。
今回は一念発起して、新たなところを開拓し、
のっけからこの悩みを打ち明けました。すると、
「では特効薬でいきますから、治ったらやめて良い」と。
これには救われました。
今では咳もだいぶ収まり、あと1週間程度続ければ、卒業して漢方生活です。
これでようやく、ワークショップなどもマシになります。
咳しそうになる→ミュート→ゴホゴホ という作業ともおさらばです。
ところで、ぜんそくと唐十郎作品といえば、『少女都市からの呼び声』。
フランケ醜態博士は若かりし日、従軍して満洲行軍に加わりつつも、
持病のぜんそくゆえにその一段から置き去りにされます。
その直後に全滅していった仲間たちへの思い。
おそらく、厳しい雪や凍傷によっておきた身体障害が、
"永遠"を目指す彼の性向を決定づけます。
そのキッカケもぜんそく。あの役には、取り残された者の哀しみが
溢れていて、他人事とは思えない自分は、主人公である田口や雪子より、
どうしてもフランケに思い入れてしまいます。
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