6/6(木)本読みを終了、来週から立ち稽古
2024年6月 6日 Posted in 中野note
↑私たちが2019年にも上演した『続ジョン・シルバー』は『少女仮面』の
前年に書かれており、喫茶店・ボーイ主任・少女といった設定が見事に
重なっていることも、今回の上演に活かしたいところです
終盤の約30ページを3時間半かけて読みました。
昨日も書いたように、第三場の中間部は難所で、
今までに観てきた多くの『少女仮面』上演を、
自分が何となくやり過ごして観劇してきたことに気付かされました。
そして、こういう箇所と甘く入らずに向き合い、完全に得心するまで
読み切るところに自分たちで上演する意味があります。
よく向き合って、手応えを得ました。
考えてみれば「今までに観てきた多くの『少女仮面』」という
思案の仕方自体が新鮮です。もう何パターン観たのか忘れてしまうほど
観てきました。そういう台本は初めてです。
『少女仮面』のエンディングは台本そのままにすると
かなりアイロニカルな終幕を迎えますが、それを、
唐さんの意志を汲み取りながらどう描くかというところにも
上演の肝があります。今日はずっと考えてきたアイディアを
皆に聞いてもらって、なぜそうなるのかを説明しつつ反応を
探りました。皆がどう感じるかの向こうに、観客の反応もあります。
劇中歌の伴奏づくりや、タップダンスを稽古するための準備も
進んでいます。来週から、桜木町近くの急な坂スタジオに場所を
移して、立ち稽古をはじめます。
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