6/9(火)火曜日といえば

2020年6月 9日 Posted in 中野note
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今日は仕事で都内に出たその足で、清水宏さんと会い、
2年前から行ってきた神奈川県の仕事を、これからどう発展させるのか
作戦を練りました。車の中で話をするのも久しぶりです。

そして、二人で若葉町WHARFへ。
今度は佐藤信さんと3人で語り合いました。
写真は、午後7時から行われた
マコトとテツヤとヒロシによるトーク配信の様子。
今回、私はたった一人のギャラリーとして参加しました。

清水さんが20代後半に参加した黒テント公演で出会った俳優、
福原一臣さんの話を伺い、信さんが『三文オペラ』で仕掛けた
苛烈な稽古と、福原さんが叩き出した驚異的な成果について、
じっくりと伺いました。

必然的に、黒テントと紅テントの話の話も登場。
佐藤信さんと唐さんとは、お互いに子役時代の間柄ですから、
すでに約70年のご縁だそうです。
若い頃、お互いの劇を観て批評し合うのがいかに大変だったか、
たいへんに苦労された話を伺いました。

何しろ、それぞれ美学の違いは打ち出さなければならない一方、
世間を向こうに回せば、圧倒的に仲間だという意識もある。
内心は認め合っているわけですが、仲良しになっては盛り上がらない。
このあたりのバランスを取るのが至難だったそうです。

また、これは配信前に伺ったことですが
後年、横浜国大教授としてかなりスペクタクルな初講義でデビューした
唐さんとは対照的に、信さんはあえて派手な演出をせずに学芸大の初講義に
臨まれたそうです。しかし、難しいことを喋ろうとするあまり
自分でも難解すぎて訳が分からなくなってしまったとのこと。

お二人の芸風の違い、根底のところで共通するテンションの高さが
如実に感じられるエピソードです。

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