7/14(金)あこがれのギリシャ

2023年7月14日 Posted in 中野note
アテナ像前にて.jpg
↑お馴染みのアテナ像の前で!

『夜叉綺想』にヘラという神様が出てきます。
ギリシャ語風に表現するとへーラーという女神で、
あのゼウスの妻にして、多情なゼウスにヤキモチを焼き続けたこと
でも知られています。

ヘラ、と聞いて、ああ、あの女神ね、と思えるのは、
すべて幼い頃に観た『聖闘士星矢』のおかげです。
少年ジャンプで連載していたそれを、自分はアニメで観ていました。
漫画だとずいぶん先の話をしている、と驚きながら読んだのは
小学校低学年から観はじめたアニメが、ずっと後半になってからです。

その影響で、プラネタリウムも観に行くようになりました。
名古屋で唐さんがテントをたてていたのは若宮大通公園なのですが、
自分はそこからすぐ近くにある科学館に行き、
プラネタリウムを何度も観ました。

星そのものより、星同士を結んで星座をつくり、
その星座にまつわるエピソードを想像する。
そういう物語の力に魅せられたのです。

おかげで、
唐さんの台本にへラが出てきても対応できるようになりました。
ギリシャ悲劇も置いてけぼりせずに読めるようになった。

三島由紀夫さんが憧れたギリシャの青空も、
高橋睦郎さんのギリシャ愛も、自分は理解できます。

最近、息子のサネヨシは『聖闘士星矢』に興味を持ち、
自分の12星座である天秤座(ライブラ)を背負った青年が
漫画の中でどんな闘いを繰り広げるかを知りたがります。

夜な夜な話して聞かせるので、
自分が子どもの頃に魅了されて思いもまた、蘇ってきます。

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