7/14(火)明後日のWSは劇中歌の連続
2020年7月14日 Posted in 中野note
↑2003年秋に上演した『鉛の心臓』より、
この場面の劇中歌は好評で、リクエストされて何度も歌いました。
学生時代には唐さんが大学に出勤される日だった木曜日が、
いつからか私たちの劇団集合日になり、
最近ではワークショップの日に定着しました。
近頃、熊野が先々のプランを整理する役割を買って出たことで、
ワークショップは劇的にスムーズになっています。
もっと早くからやっていれば、
もっと多くの人に唐さんの面白さを伝えることができたのに、
などと思ったりしながら、遅ればせながら今を精一杯やろうと、
週明けから本格的に構想を練り始める習慣がつきました。
明後日は、久々に『少女仮面』を取りあげます。
『少女仮面』3場の序盤には畳み掛けるように歌やダンスが続く箇所があり、
私は幾多の上演を見ながらこの場面が大好きになりました。
同時にこのシーンは、華やかな場面展開についつい乗せられて、
そこに込められた意味が置き去りにしがちな要所でもあります。
だから、扱ってみたいのです。
なぜヒロインは周りの人間に次々と歌を歌わせるのか、
その内容が場に相応しくないと怒って苛立つのか、考えてみましょう。
そういえば、唐さんは宴会中によく劇中歌をリクエストされます。
禿も椎野も、あの「何か歌ってよ」という唐さんのオーダーに応えて
ここまできたようなものです。ちょっとした勝負の時間。
時にはせりふのリクエストもあります。
特に20代の頃は、
飲み会ではありながら私たちはどこか息を潜めて、
これから何を言おうか、この場で何を歌ったら面白いか、
少し緊張していました。でも実は、これこそが本気の遊びというやつで、
今となってはただお喋りしているだけの宴会はなんだか物足りない。
そんな面白さを知ったのも、唐さんのおかげだと思っています。
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