7/19(水)味の素の逆襲
↑これも「味の素」製品でした
最近、関内駅のそばに新たなラーメン屋を発見しました。
「水嶋」という店で、無化調を謳っています。
「無化学調味料」ということで、これは要するに化学調味料を
使っていないという宣伝文句です。
食べてみると、なるほど味がやさしい。
が、一方でメニューに目をやると「昭和のラーメン」という
ものがあって、これはどういうものかと店員さんに訊きました。
すると、「『昭和のラーメン』には化学調味料を入れます」
との回答。あまりにサッパリそれを言うので面白くなり、
後日、劇団員の津内口を誘い、自分は「昭和の〜』を頼んで
食べはじめに二つを飲み比べました。
化学調味料はなるほど、ズキリとパンチが出て後味が残ります。
要は、ずっと食べてきた中華料理のあと口。
これが化学調味料、つまり「味の素」だ!
と、ここまではっきり違いのわかるお店のシステムに
感心しました。
ところで、この「味の素」。
バブル期からグルメブームを牽引した漫画『美味しんぼ』では
徹底的に敵視されてきました。あれは、舌をビリビリさせて
ずっと日本人の味覚をバカにしてきた。と、そんな論調。
けれどもよくよく考えてみたら、
スポーツ選手やパフォーマーなんかが飲むサプリメント
「アミノバイタル」も会社「味の素」の製品なんですね。
調味料としての「味の素」と「アミノバイタル」。
両方ともアミノ酸を扱っていて、でも、そのイメージは
ずいぶん違う。自分も疲れて、アミノバイタルを
すがるように飲んだりします。
目下、取り組んでいる『鐵假面』には「味の素」社の
社員たちが大活躍します。
中には「『味の素』は泥でできている!」なんていう、
いかにも都市伝説的な、ちょっと酷すぎるせりふもあって、
本当の「味の素」社には申し訳ないですが、笑わせます。
でも、アミノバイタルの印象を思うと、ちょっとイメージが
違いますね。かたちを変えて、やはりアミノ酸を操る
「味の素」社にゾッコンなんだと思わずにはいられません。
ラーメンは次は無化調を食べるだろうけれど、
やっぱり、「味の素」には形を変えてお世話になっています。
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