7/21(木)テンプル・チャーチに行ってきた

2022年7月21日 Posted in 2022イギリス戦記 Posted in 中野note
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↑テンプル・チャーチにて。会が終わったあとはワインが振る舞われた

昨日はぐっと気温が下がって最高でも30度いかないくらいだったが、
寝ようとするとじわっと自分の体が熱を持っていることに気づいた。
日焼けだ。日本にいた時みたいに窓を開けっぱなしにして
寝たいところだが、それはダイアンによって禁じられている。

うちは一階にあるので、セキュリティを慮ってのことだ。
暑くて寝られないというほどではないが、
朝起きて、窓を全開にした。そしてこれを書いている。

昨日はせわしなかった
学校→WS"Moving Day(シニアたちの街頭劇創作)"
→New Earth Theatreのクミコさんに会う
→テンプル・チャーチでコラール・イヴニング(夜の讃美歌)参加
→帰り道に電車を間違えて、かなり時間をかけて帰る
→その間にひたすら本を読む
という具合だ。

WSのシニア参加者の出席率は半分以下だった。
まだ外出への警戒が解かれていない。が、秋の本番に向けて
配役の発表がなされ、外部から参加する若手の役者も加わって、
稽古の密度が明らかに上がった。
役が決まったことによる興奮が伝わってきた。

その後、New Earth Theatreのクミコさんに初めて会った。
6月に『ソニック・フォー』という、ベトナム料理を食べながら
在英ベトナム人の語りを聴くというユニークなイベントに参加した縁で
「会って話をしましょう」と声をかけて頂いた。

初対面だったけれど、一所懸命しゃべってお互いの興味を理解し、
今後、さまざまな案内をくれることになった。
ちなみに、彼女のお母さんが日本人とのことだったが、
日本語は喋れないそうで、もちろん英語で頑張った。

そして、走ってデプトフォード駅に行き、
電車でブラックフライヤーズに移動。テンプル・チャーチまで急いだ。

夕方のお祈りは18:00から。別に信心はないが目的は二つ。
教会建築を見ることと、声楽曲を生で聴くこと。

今回は大当たりだった。「ロンドン 教会」とググると、
ウェストミンスター寺院、聖ポール寺院と並んでここが出てくる。
建築的にかなり立派だったし、合唱団のレベルが高かい。

女声4人による完璧な倍音と教会の反響で陶然としたり、
カウンター・テナーまで擁しているのに贅沢を感じた。
帰りがけに知ったが、英国のレーベルからいくつかCDも出ている。
ウィリアム・バード、パレストリーナ、バッハの音楽を聴けた。

セレモニーが終わると神父様(プロテスタントだと牧師様)の
話がある。何軒もの教会の儀式に参加して気づいたが、
どの人も必ずスピーチで笑いをとる。彼らの人格の柔和なこと。
笑いの基本である緊張と緩和の典型例だということでもある。

かのテンプル騎士団によって造られたという教会の内部には
展示コーナーも充実していて、見応えがあった。
もちろん、テンプル騎士団といえば、唐さんの劇『河童』を
思い出す。テンプル騎士団が天ぷらを揚げるというシーンがあった。

開催時間1時間という軽めの鑑賞体験だったから読書がはかどった。
『ユリシーズ』3巻目を読み終わって、いよいよ最終4巻だ。
週末までに読み終わりたい。

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