7/28(火)稽古の8月を前に

2020年7月28日 Posted in 中野note
IMG_7999.jpg

稽古が本格化する8月を前に、メンバーと話をしています。

唐ゼミ☆は11月に公演を行う予定です。
チラシのデザインは完成して待機しており、
作品の内容も半年かけて集団で研究してきました。
劇中歌の伴奏も、すでに力作が完成。
セットのデザインも模型を見ながら検討しています。
これまでに無く力の入った公演準備が、いよいよ目前に迫っています。

このように準備は万端なのですが、ここで一度足を止めて、
皆と話をすることにしました。新型コロナウィルスに伴うリスクが、
ここから先、特に強く付きまとうからです。

私は、世の中が4〜5月にかけて行われた強制自粛状態に戻ることは
もう無いだろうと考えています。

国も自治体も、補償のためのお金は尽きているでしょうし、
感染者の中心が若年層であることによって、
医療負担も一時ほどでは無いようです。

ですから、リスクを背負うところまで含めて全ては現場に委ねられている。
そう考えています。

これから注意に注意を重ねて稽古をし、
成功間違いなしの初日が手の届くところにあって尚、
誰かが発熱したら公演を中止にせざるを得ないリスクと、
私たちは向き合うことになります。

例え自分たちが健康でも、同居する家族が感染することもあり得る。

そんな場合にどう判断を下すか、ここから先は、
最悪を想定を繰り返しながら日々前進するのだと覚悟しています。

ですから、それぞれ意志を確認してから先に進もうと思いました。
一緒に走ってくれたらありがたい。
けれども、引き返すなら今。
個別にそういう話しをしました。

『唐版 風の又三郎』は大人数が出る長編です。
その分、確率的にリスクが高い。

ここから先は、せめて出来ることをしていこうと思います。
自分自身は、公演に関わること以外での行動は極限まで慎み、
全てを『風又』に向けて過ごそう。

それらの不自由やリスクを背負って尚、公演にたどり着けば実りがある。
『唐版 風の又三郎』はそういう公演です。

トラックバックURL:

コメントする

(コメントを表示する際、コメントの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。その時はしばらくお待ちください。)