7/31(金)ワークショップ第1部 完

2020年7月31日 Posted in 中野note
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↑『少女仮面』ラストシーンは慣れていないので、事前に予習中

昨日のワークショップは絶好調でした。
お昼のうちはなんだかくたびれ果てていたのですが、
早めにハンディラボに着いて30分ほど仮眠を取って臨んだところ、
展開する芝居の内容に時間を忘れました。

仮眠の効果もさることながら、やはりこれは、
取り上げた2作品の終盤が持つ圧倒的なパワーによるものです。

思い返してみると、1月からワークショップを始めて、
最初は桜木町のバー「はる美」で5人くらいを相手にスタートしました。
当初は2週に一度のペース。

それが、Covid-19が人の口の端にのぼるようになり、
さらに「自粛」の波が押し寄せて人の集まりが憚られるようになり、
一旦、下火になりました。

ところが、zoomが一般的になることで、
このワークショップは息を吹き返しました。
それどころか、以前よりも多くの参加者を集めながら頻度も上げて、
よりパワーアップすることになったのです。僥倖でした。

『少女仮面』『唐版 風の又三郎』終幕の比較は、
前からやってみたかったお題のひとつでした。

ボーイ主任の視線がただの初老の女を宝塚スター「春日野八千代」に、
織部の視線がただの宇都宮のホステス・エリカを「風の又三郎」に、
見立てているところが酷似している2作品ですが、
その結末はあまりに違います。

どう違って、何故違うのか。
唐さんが両戯曲を書いた年代や背景も押さえながら考えていくと、
そのコントラストはより鮮やかです。
両方の台本の違いと良さを、改めて味わうことができました。

参加してくださった16人の皆さん、ありがとうございました。
これまでの流れを一区切りして、来月は私の趣味の世界
『恋と蒲団』にお付き合い頂くことになります。

短いけれども濃厚な1幕が、皆さんの頭の中に妄想シアターとして
まざまざと展開したら嬉しい。
そんなことを愉しみに、次回は8/9(日)から始まります。

↓現場まで来てくれた参加者、役者の真坂雅さん
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