7/7(木)その名もビスマルク
書類を作り、他にもいくつもの文章を書いている。
外国にいてもけっこう日本の案件があるし、それができるのが現代だ。
パンデミックを経験した今、オンライン会議も常識だ。
書き物をするときは、各地を転々とする。
授業後の語学学校の教室、Albanyのデスク、観劇前のロビーを渡り歩く。
行き詰まると場所を変える。すると、歩きながら頭の中が整理され、
また書き進められるようになる。
昨日はカフェにも寄った。Albanyの近所にあるDeli-Xだ。
ピーター・フィッシャーに紹介されたここは居心地が良く、値段も安い。
コンセントも使えるから、たくさんの人たちがパソコンをつなげて
仕事している。よし、原稿の最終直しをするぞ!
そう意気込んでコーヒーを注文し、奥のソファを見ると
ピーターが座っていた。
即座に、仕事を放り出した。ちょうど、彼を必要としていたのだ。
二日前、私はスリー・コーラス・フェスティバルという音楽祭を発見した。
期間は今月末。場所はイングランドとウェールズの境目にある
ヘリフォード(Hereford)という小都市を中心に、
周囲の街を巻き込んで行われるらしい。
これは面白そうだ。
田舎町に点在する教会を総動員して、各地でプログラムが組まれている。
小規模な城砦めぐりもできそうだ。
さらに調べてみると、フィルハーモニア管弦楽団がやたら出演している。
ピーターはこのオケによく参加しているから、話を聞きたかったのだ。
果たして、彼も出演し、オケと一緒にずっとヘリフォードに滞在することが
わかった。どこに宿をとったら良いかも訊くことができた。
そんな話をしていると、ネコが割り込んでくる。
Deli-Xには一匹の飼いネコがいて、彼の名前はビスマルクというそうだ。
店主のダニエルによれば、ビスマルクこそこの店のCEOらしい。
こういう冗談の感覚は、日本も英国も変わらない。
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