7/9(金)駐車場の恐怖

2021年7月 9日 Posted in 中野note
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↑ここは大井のパーキング

よく高速道路を利用します。
首都高横羽線、第三京浜、横浜新道。
横浜に住む自分にはこのあたりがお馴染みです。

特に横羽線を使って行き来する時には、
大井や平和島の休憩所で休むことがあります。
夜遅くなってしまった帰り道にあまりに眠くて、
15分くらい休むと、すっきりして、
安全に最後の追い込みをかけることができる。

ところが、こういったパーキングには突然の恐怖が潜んでいます。

やれやれと思って駐車場にたどり着き、
空いているスペースを見つけ、
狙いを定めてハザードを点灯させ、ギアをバックに入れる。
サイドミラーを見ながら慎重に車を下げていきます。

両脇の車との距離も充分にとれ、自分の車がすっぽりと挟まれる格好に収まる。
あとはもうハンドルをまっすぐにして下げるだけ。
後輪が車止めに触れるあの感覚まで数十センチ。
そうなった時、隣の車が発進したりするのです。

あれは、怖い。

何が怖いと言って、こっちがブレーキを踏んでいるにも関わらず
隣の車が前進することで、自分が果てしなく後方に引き摺り込まれていく、
あの感覚。ブレーキ効かない!このままでは後ろの壁にメリ込んでしまう!

冷静になると、
なんだ、隣の車が発進しただけとわかりホッとしますが、
あれは何度経験してもヒヤッとする。

そして、唐さんのせりふを思い出します。
『盲導犬』の序盤で主人公の影破里夫が謎めいた女たちから食らう、
呪わしいせりふ。

いつか足をひっぱってやるからな。
江の島の沖にでた防空頭巾の女のように、
いつか泳いでいるおまえの足をひっぱってやるからな。

突如として現れる女性たち。
理不尽なせりふ。この上ないまがまがしさ!

どんなに安全運転していようが、あれだけは起きる時には起きる。
せめて、自分が先に駐車していた場合には、
隣の車のバックが落ち着くまでこちらは発進しないでいようと、
いつも思っています。

あれは、何度経験しても怖い。

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