8/10(木)清水宏と唐十郎を語る

2023年8月10日 Posted in 中野note
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↑終了後に記念撮影。左から戸松貴博さん、清水宏さん、私です


今日は初めて荏原中延に行きました。
この街の商店街にあるブックカフェ「隣町珈琲」は
スタンダップコメディアンの清水宏さんのホームグラウンドの
ひとつであり、ここで清水さんがずっと行っている
「スタンダップコメディ大学」のアフタートークに呼んで頂いたのです。

テーマは「三谷幸喜VS唐十郎」。
唐十郎ファミリーの一員として清水さんがステージに
呼び込んでくださり、ふたりで語り合ってきました。

唐さんとの出会いがどんなだったか。
世間では乱暴だったり、謎めいていたりする唐さんのなかに
どんな繊細さがあって、謎で片付けずに読み解いていけば
どんな条理を発見することができるのか、
自分が接してきた唐さんのパーソナリティを紹介しながら
お話ししました。

そして、さまざまな角度から唐さんを読み解いていくなかで、
その作業をしてなお残る謎の中に面白さの真骨頂があることを
伝えました。

一方、清水さんが1984年に上演された状況劇場の
『あるタップダンサーの物語』を観て、そのなかで活躍した
四谷シモンさんに痺れた話を初めて聴きました。

2017年に出会って以来、清水さんとはハードな仕事をして
ずいぶん濃密に付き合ってきたつもりでしたが、
唐十郎という存在については初めて語り合うことができました。

ありがたい機会でした。

隣町珈琲はとても気持ちの良い知的な空間で、
清水さんの一連のシリーズにももっと立ち会いたいと思いました。

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