8/13(火)ここにきて手に入った『少女仮面』

2024年8月13日 Posted in 中野note
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↑当時は定価200円とのことです


2日前、ヤフオクに出ていた出物を競り落としました。
競り落としたといっても、入札したのは私だけ。
新劇1969年11月号、創刊以来200号記念でもあったものとのことです。
お目当てはもちろん、活字化初掲載の『少女仮面』。
これが世に出回った最初でした。

実は、半年ほど前にはこの雑誌の存在に気づいてはいました。
しかし、手に入れることができなかったのです。
当時の古本市場では、雑誌「新劇」の他の号、約5年分も含めた
50冊強で2万円という価格がついていました。
どうしても手が届かない金額でないだけに悩みましたが、
他の号がうちに押し寄せた場合、貴重なものだけに処分できないし、
かといって全部を抱えるほど私の家は広くないし、という具合に
決心がつかなかったのです。結果、その時は桜木町の青少年センター
にある演劇資料室の同号をコピーさせてもらうことで凌ぎました。

『少女仮面』の稽古中に出てきた言い回しへの疑問を2箇所、
この新劇掲載版に解決してもらいました。
『鐵假面』や『蛇姫様 わが心の奈蛇』のように大きな違いはなくとも、
この進撃のほかは全部誤植している、という箇所を発見できたのです。

そのようなわけで、今回の一冊ポッキリ安価での入手は、
これからも『少女仮面』をやりなさいよ、という天からのエールとして
受け取っておきます。本棚の良い位置を燦然と占めています。

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