8/25(水)果たして成長のいち過程なのか

2021年8月25日 Posted in 中野note
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↑こんなの読んでます。中学三年生の英語をマスターするべく。

先週末より連日、根を詰めて稽古しました。
今日は稽古休み。メンバーのなかには喉に負担がかかった人もいるので、
しっかり休んで欲しいと思います。

近年、特に思うようになったことなのですが、
喉への負担というのは、必ずしも大きな声を出したり、
長く喋り続けることに比例しないというのが、私の実感です。

それよりも、しゃべっている内容を理解していない時の方が
どうも負荷がかかりやすい。
無駄に力が入ってしまって、声が枯れる。

だから、稽古というのは、
声が枯れる前にせりふの内容を理解できるかどうかにかかっていると
思います。俳優って、身体を張りながら全身で理解するものです。
でも、理解する前に壊れてしまっては、元も子もない。
そこで、その人の耐久力を注意深く見ながら、
腑に落ちるやり方を一緒になって探します。
俳優を痛めるわけにいかないので、もう必死です。

特に新規メンバーに対してはよく説明を尽くして、サポートに徹します。
こちらは一編やっているもんだから、どこかで簡単に考えていないか、
初めて経験する人にとってのハードルに無頓着になっていないか。
気をつけていないといけません。

ところで。
こんな風に稽古休みの日には、
他の仕事やイギリス行きの準備にも力を入れています。

例えば、今日はKAATの仕事で福祉施設を訪ねました。
こういうのは実にありがたい経験で、
また一つ、新たな施設に伺うことができました。
本当に、行く場所々々によってその様子は千差万別で
今日も目を見開かされる思いがしました。

そして、英語の勉強。
これは、本当に真面目に4月から取り組んでいるのですが、
最近ちょっとショックな出来事がありました。

英語力を測るためにエストを受けたところ、
真面目に勉強し始めた3ヶ月前よりも得点が下がってしまったのです。

お世話になっているカウンセラーさんには、
「成長のいち過程ですよ」と慰められましたが、完全にヘコみました。
ちゃんと勉強しているのに。こんなに英語やったこと無いのに。
何故だ!?

実は、近くイギリスの劇場の人たちとのZoom会議を控えていて、
完全にビビっています。こんなんで、どうやって彼らと会話したら良いのか。

だからこそ、今の私は稽古では優しい。
わからない人の立場に立って、丁寧にやる。
やっぱり、人間にとって大切なのは愛と真心だと思います。

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