8/3(火)明日が初日! 築地に通っています

2021年8月 3日 Posted in 中野note
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↑築地本願寺。かつて中根公夫さんが蜷川幸雄さんと野外劇版の
『オイディプス王』を上演した場所です。

築地本願寺の境内にある劇場ブディストホールに通っています。
佐々木あかりも出ている『シーボルト父子伝』公演のためです。
昨日現場入りをして、先ほどまでリハーサルをしていました。
そして、明日が初日。

この公演はダブルキャストで組まれていて、
明後日が初日の愛組には、劇団員の佐々木あかりも出ています。

内容としては、
日本史の授業で習ったシーボルト事件の当事者、
フィリップ・シーボルトの二人の息子、
アレキサンデルとハインリヒが明治期の日本で活躍する話です。

必然、いわゆる維新志士と呼ばれる有名人も何人か登場して、
史実に即しながら、それにおさまらないエンターテインメントを
狙おうという劇です。

去年、テレビドラマや映画の監督として有名な木村ひさしさんが
演出したものを引き継いで、自分が手掛けることになりました。
基本的には木村演出がベースなのですが、
キャラクターをさらに立てつつ、登場人物同士の絡み合いを激しくして、
味付けを濃くするように心がけました。
それでいて、自分はせっかちなので、
スピーディーかつ筋肉質な上演を目指しました。

映像の世界を中心に活躍されている方がいたり、
吉本に所属されている方がいたり、いつもは2.5次元の舞台に立つ方もいます。
まだキャリアの入り口に立ったばかりの若手も含めて、
なかなかに多士済々のチームを預かってきましたが、
ようやくお互いに慣れてきた頃に、初日を迎えることになりました。

個人的には、小中学生の皆さんが、
夏休みの自由研究か何かで何かで観に来てくれたら嬉しい仕上がりです。
主人公がいて、仲間がいて、家族がいて、敵役がいる。
ストーリーテリングの基本に忠実につくろうと心がけたので、
お話しはわかりやすく、歴史上の人物たちは人間味を持って、
そういう造形を実現することができました。

音楽は爆風スランプのパッパラー河合さん、
衣装は、野猿のボーカルもされていた神波憲人さん、
アクション(殺陣)を難波一宏さんが担当してくださっています。

稽古の合い間に、こういった方々と話をするのは愉しく。
さりげないところに一線で活躍する方々の技術と心配りを発見して、
幸せに感じています。

劇のさらなる改善のために、明日までもうちょっと粘りたいと思います。
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