9/11(木)こんな雨がずっと降り続けていたのだろうか。

2025年9月11日 Posted in 中野note
近所の銭湯にやってきました。
理由は雨がひどすぎるからです。
仕事を終えて帰宅しようとしましたが、このままでは
駐車場から家にたどり着くまでの間でさえずぶ濡れになってしまう。

そこで、『少女仮面』の時に通い詰めた銭湯にやってきました。
駐車場付きのここならば、濡れずに建物に入ることができる。
そう考えてのことです。風呂に入っていれば、雨もやむに違いない。

それにしても、豪雨で思い返すのは、
太平洋戦争中の激戦区、現在のミャンマーであるビルマから
インド東北部のインパールに向かう時にたちはだかった
アラカン山系です。

世界一雨が降るといわれるこの場所では、
布一枚を被り、雨にうたれながら休息をとるしかなかったと
言います。眠るためにはナタで竹を切って何本か並べ、
地面から少しでも体が浮くようにするしかなかった、と。

現在の私たちが、雨に打たれながら土の地面に寝たとしたら、
一回で体を壊してしまうでしょう。まして食べるものも無く、
異国の地の水は赤痢を呼び、さらに、マラリアを伝染させる蚊の
群れさえ襲ってくるのです。

その地に転がる兵士たちの白骨をハンコの原料にして商売の道具に
変える。そういう発想から『ベンガルの虎』は成り立っています。
まずリアリズム。白骨街道に降る雨を想像して、打ちつける雨を
眺めています。

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