9/13(金)宝塚のはじまり

2024年9月13日 Posted in 中野note
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↑確かに水が冷たそう。そして、劇場に向いていそうな内装

『宝塚歌劇110年史』というど迫力の本を見る機会があって、
そこにはもちろん、この歌劇団のはじまりも書かれています。

まず、1911年5月に「宝塚新温泉」という浴場がつくられてヒットした
こと。これを受けて翌1912年7月に大浴場に隣接した2階建洋館建築
「パラダイス」を建てたこと。しかし、この「パラダイス」の中央部に
つくった室内プールは上手くいかなかったようで、それは、男女共泳を
禁じたことと、水を温める設備がなかったことが原因と書いてある。

そこで、この室内プールの脱衣所を舞台に、プール部分を客席にして
余興を始めたのが「宝塚唱歌隊」であり、歌劇団の礎である、とも。

・・・そう。
『少女仮面』で春日野八千代が語るせりふとはだいぶ違います。
唐さんのせりふでは、風呂に蓋をしてステージに見立てたのが
宝塚歌劇の始まりとなっていますが、だいぶ事実に反するようで。

情報がゴッチャになっていますが、自分にとっては、
唐さんがなぜプールを風呂にしたかったのか、なぜ蓋をして
そこをステージにしたかったのか、という部分の方が大切です。

こういうところに、唐さんの「こうであって欲しい!」という
願望があるからです。



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